あがり時間　キッチンのラスト

ファミレスや居酒屋で働くアルバイトのスケジュールは通常、○○時～○○時迄となっており、通常は実際にその通りの時間で働きます。

 

ま、スケジュール通りに働くというのは、ごく当たり前のことですよね。

 

しかし、閉店時間まで働いているアルバイトの場合は、ちょっと事情が違います。

 

今回は、飲食店で閉店時間まで働いているアルバイトのあがり時間と仕事内容についてお話します。

 

ちなみに閉店時間（まで働く）のことをラストとかクローズと言ったりします。

 

ラストに入ると、時間通りにあがれない？

飲食店のアルバイトの中でも、特に閉店時刻（ラスト）まで働いている場合、予定終業時刻にあがれないことがあります。※「あがる」とは、仕事を終えるという意味です。

これは、キッチンでもホールでも同じです。

 

ラストまで入っているアルバイトの仕事が終わりとは、時間や時刻ではないんですね。

キッチンで使っている道具の片づけや器械の清掃、食器類の洗浄等々のいわゆる「締め作業」が終わること。

これが仕事の終わりを意味します。

 

その為、ピーク時を超えても来店が多く、料理の注文がたくさん入ると、なかなか締め作業に取り掛かることが出来ません。

 

そうなると、締め作業を始める時間が遅くなってしまいます。

 

そして、必然的に仕事が終わる時間が後ろにずれ込んでしまい、時間通りにあがれなくなってしまうということなんですね。

 

ボクも忙しい日は、なかなか時間通りに上がれなかったりします。

残業時間は、短い時で１５分、長い時で１時間位です。

 

季節や時期、または店舗によって大分変ってくるので一概には言えませんが、１５～30分位の残業はちょくちょくあって、それ以上の場合は、そんなにないかなぁという印象です。

 

ですから、これからファミレスや居酒屋等の飲食店でアルバイトをしようと考えている人で、閉店（ラスト）まで働くのであれば、この点を踏まえた上で応募するようにしましょう。

新人アルバイトさんの初日にあったお話

ところで、今回どうしてこんな話をしたのかというと、実はボクの過去の経験を思い出したからなんです。

 

以前、ラストまで働きたいと言って応募してきた人がいました。

そして、面接の結果、採用となり一緒に働くことに。

 

キッチンでのアルバイト初日は、ボクがトレーナーとなってあれやこれやと教えながら、時折冗談を交えつつ概ね順調に時間が過ぎていきました。

 

その日は、少し忙しい日だったのと、新人さんに教えながらということもあって、いつもより締め作業が遅れていたんですね。

 

そうしていくうちに閉店時間が訪れました。

 

そしたら、その新人アルバイトさんの口からこんな言葉が・・・

「○時で終わりじゃないんですね？」

 

その時のボクの反応は、

「えっ！？」

 

どうやら、面接の時に店長がラストをやると、時間通りにあがれないということもあるという話をし忘れてしまったみたいだったんですよ、これがまた(苦笑)

 

とっても大事なことなのになんで忘れちゃったのよ、店長？

 

ということで、新人アルバイトさんの頭の中では、○時になったらあがれると思っていたようなんです。

 

なので、新人アルバイトさんからすれば、○時にあがれるって話だったのに「あれっ？」となっても不思議はありませんよね。

 

時間通りに上がれないこともあるというのは、飲食店でラストまでアルバイトしたことのない人だと、想像がつきにくいところかもしれないなぁとつくづく思いましたね。

 

余談ですが、結局その新人アルバイトさんは、時間帯を変えて続けることになりました。